医療の現場に携わる看護師にとって、心がけなければならない事は様々あります。中でも、においのマナーについて注意を払うことはとても大切です。
においに対しての敏感さや感情は人それぞれです。しかし、不調を抱えて医療施設を訪れている患者にとっては、いつにも増してにおいに敏感になっている人も少なくありません。そのため、自分のにおいに気をつけることはとても重要です。
看護師として医療の場で働く女性の中に、香水をつけている人が時々見受けられます。
これは基本的にNGと言えます。治療の副作用としてにおいを強く感じることもあるため、患者にとっては不快なにおいとして捉えられることが多いです。病院全体で禁止にしている場合もあります。
また、行き過ぎたメイクも同様に嫌がられることがあります。自分では気付きにくいことですが、思っている以上にファンデーションや口紅などの香りは強いものなのです。
タバコの臭いは、最も嫌がられることが多いです。女性の喫煙者割合は高くなっているといわれており、ストレスの多い看護師の場合は吸っている人もいることでしょう。
しかし、患者と接する看護師という立場上、においには十分気をつけるべきです。
タバコの臭いはそう簡単に消えません。そのため、口や手などについたにおいは、しっかりケアをすることが重要です。最も良いのは、職場では吸わないようにすることでしょう。
元々の口臭や体臭についても、気をつける必要があります。何も悪いことはしていなくても、ストレスや生活が原因で、口臭と体臭がきつくなくなる場合もあるからです。
患者さんと接する前はニオイの強い食べ物を控え、歯磨きをきちんと行い、汗が気になったら拭いたり制汗剤を利用したり。
手軽なことから、まずは実践していくことが大切です。